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研究概要

24時間のリズムを司る概日時計(体内時計)を正常に保つことは、私たちの健康だけでなく、幸福やパフォーマンスといった well-beingの維持に重要です。
食、運動、睡眠といった日常行動を時間視点に、かつ個人ベースに捉え介入する術を探索すべく、時間健康科学プロジェクト研究センターを立ち上げました。

学内外の研究者、企業が集う場として、広島大学に時間健康科学の拠点を作ることで、基礎研
究、応用研究、リバース・トランスレーショナル研究、さらには社会実装まで包括的に進められるような基盤を構築致します。

広島を中心とした全国の先生方が本プロジェクトに参画しております。

企業との​共同研究も積極的に行っていきますので、ご連絡お待ちしております。

研究目的・意義

 私たちは、概日時計(体内時計)の基礎研究をベースに、これまでの栄養学に、「いつ?」という時間の概念を取り入れた時間栄養学を新規に展開してきました。時間栄養学として食・栄養による体内時計の調節方法を開発することで、日々の生活リズムのズレを減らし、体内時計の乱れによる健康障害(睡眠障害、肥満・高血圧等の生活習慣病、糖尿病、うつ、がんなどが報告有り)のリスク軽減を目指すことが可能です。また、食・栄養の吸収・代謝、さらにはターゲット分子にも体内時計制御が有ることから、効果的な摂食タイミングを検討することも、時間栄養学としてよりよい食べ方を提案できます。
 時間栄養学の科学的エビデンス、特にヒト介入試験等のトランスレーショナル研究が蓄積してきた今こそ、時間栄養学を消費者までしっかりと届け、食のタイミングを考える重要性、時間栄養学の健康への貢献度を認知してもらう必要があり、社会実装をより強化していきたいと考えています。一方で、これまで栄養をメインに研究してきましたが、運動学や睡眠学とも深く関わる必要がございます。このセンターでは、広く時間健康科学として日常行動を科学することで、新たな研究分野の創設を目指します。

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